3月から参加していたGemforexのMAMについて、改悪につぐ改悪があり、「投資するに値しない」変更が決め手となり、ダウンの方に撤退指示を出し、私自身も撤退しました。
あえて案件名は伏せてあります。
気になる方はお問い合わせ下さい。
撤退の決め手となった変更点
MAM運営が、証券会社をGemforexから新しい証券会社に変更を決めたことです。
MAM運営が、証券会社の変更を決めた理由は
①GemforexのMAMはMT4でトレードを見ることが出来ず、webブラウザで見るしかなかった。
今までMT4で見れていた旧MAMも、6月からweb版になる事が決まっていた。
②管理費や成功報酬の引き落としに、MAM口座から引き落としが出来なくなり、通常口座に資金の移動が必要となった
③スプレッドが当初より上がってきている
④MT4の更新頻度が遅い
⑤勝ちすぎてレバレッジ規制が入る
とのことです。
GemforexはB-bookの証券会社になりますので、顧客の利益は証券会社の損失になります。
勝ちすぎるEAやMAMは証券会社にとっては「いい迷惑」となります。
変更先の証券会社について
変更先の証券会社は聞いたこともないような会社です。
FX業者の評価サイトである、wikifxにも出てきません。
ドメイン登録をされたのは2019年11月です。
新しすぎますね。
どこにライセンスを持っているかも不明、持っていたとしても本物か不明。
MAM運営と証券会社のオーナーが友人関係であることから、透明性が高いとの説明でした。
どこが透明性が高いのでしょうか。
新しい証券会社はA-bookかB-bookかはわかりません。
何せ、情報が全くない証券会社です。
顧客の利益が証券会社の利益ともなる、win-to-winの関係になるA-bookの証券会社だと言われても、本当がどうかはわかりません。
A-bookであればスプレッドが高くなりますので、これまでのような利益は出せなくなります。
B-bookであればいくら友人関係にあるとはいえ、勝ち続けているMAMを証券会社が受け入れる事はないと思います。
MAM運営に対する不満点
次にこれまでのMAM運営に対する不満点をいくつかあげます。
①証券会社が変更になることのメリットしか伝えていない
MT4でトレード見れるとか、管理費や成功報酬の引き落としに資金移動が必要ないとかですね
それ以上に、ドメイン登録が新しい、全く情報もない証券会社を利用する事の、デメリットの方が大きすぎます。
メリットだけでなく、しっかりとデメリットも伝えるべきです。
②管理費のまとめ払いをした人に対して返金がない
管理費のまとめ払いというのは、例えば管理費を4カ月払いにすると、1カ月が無料となります。
5月に参加した人が、4カ月まとめ払いを選択したとします。
今回の証券会社の変更により、撤退を決めたとしても、運用していない6,7月分の管理費が返金されません。
また、運用が1,2日の人も1カ月分の管理費が丸々かかります。
証券会社が変更になることで、GemforexのMAMは5月18日以降、運用されません。
Gemforexの出金作業や新しい証券会社に口座を作るためです。
5月は半分しか稼働していないにも関わらず、1か月分の管理費が丸々かかります。
とても納得のいくものではありません。
証券会社が変更になる事はMAM運営側の都合です。
本来であれば、そういった運用日数が少ない人に対して、徴収した管理費を返金すべきです。
これはヤバいですね。
返金しないのは、新しい証券会社の管理費に充当するからだそうです。
「全員が全員、新しい証券会社を利用したいわけではない」のにです。
③全ての顧客が新しい証券会社に移行し、投資を続ける前提で話が進んでいる
Gemforexのいいところは、
サポート対応が良い
入金ボーナスが豊富
B-bookであるもののレバレッジが低い
等です。
そういった点から、GemforexのMAMに投資を決めた人もいると思います。
その証券会社が変更になるということで、一旦参加をした事を白紙に戻すべきです。
まともな運営であれば、証券会社が変更になることを、まずは謝罪をします。
謝罪の謝の字もありません。
そして顧客に、MAM投資を続けるかどうかの選択肢を与えるべきです。
「続けない」を選択した人には、5月分の管理費や、まとめ払いの残りを返金すべきです。
「続ける」を選択した人には、返金せずに新しい証券会社の管理費として充当すればいいでしょう。
管理費自体は数万円で高い金額ではありませんが、金額の問題ではなく、運営側の誠意を見せて欲しかったですね。
考えられるリスクと最悪のシナリオ
ドメイン登録が最近で全く情報が出ていない、新しい証券会社に資金を入れる事はリスクが高すぎます。
このMAMのメリットは利率が良く、自動売買ということでしたが、最近の相場ではそこまでいい利率は出せていません。
ナンピンマーチン系になりますので、下げ続ける相場や上げ続ける相場では弱いです。
また、管理費や成功報酬の資金の移動と、手間が発生していました。
他にもいい案件があることから、このリスクの高いMAMに投資をする必要はないと思います。
最悪のシナリオは、MAM運営と証券会社がグルとなり、顧客の資金をわざと溶かす、いわゆる「狩り」が発生します。
溶かした資金を、MAM運営と証券会社で分配します。
MAMはその狩りのリスクが常につきまといます。
そういったリスクを常に考えながら投資をするのは、面白くないですね。
たとえ「狩り」でなかったとしても、損失が発生した際には、「狩られたかもしれない」といった疑いの気持ちが少なからず湧いてきます。
そのため、ダウンの方にはこれまでの私の考えを伝え、撤退推奨の指示を出しました。
MAM投資で透明性を求めるのであれば、A-bookの証券会社を利用しているMAMを選択した方がいいです。
A-bookはスプレッドが広いため利率がよくありません。
そうした場合、あえてMAMに投資をする必要はないという考えに至りました。
とてもダウンさんにおすすめ出来る案件ではないと思います。
投資をしようとしていた人の参考になれば幸いです。